単発
どこから治療を始め、どこで終えればよいか?
こんな方へオススメ
鍼灸師、鍼灸学校の学生
「◯◯の症状の患者さんには、どこから治療を始めて、どこで終えればよいのですか?」
という質問をよくいただきます。
患者さんの主訴から治療を始めて、自覚症状が改善されたら終わりにすれば良いのでしょうか?
まずしなければならないのは、不調の原因を見つける
ことです。
不調の原因を取り除くことができれば、治療を終えた時点で患者さんの症状が全部消えていなくても、身体が回復に向かうシステムが作れます。
反対に、たとえ全部症状を取ったとしても、不調の原因が取り除けていなければリバウンドしやすくなります。
患者さんの訴えを軽視してもいけませんが、患者さんの症
状だけを指標にするのもよくありません。
人間には身体のバランスを保つ自己調整機能(自然治癒力)が備わっています。それが十分に働いていれば、もし不調になっても、ある程度休息すれば自然に回復するはずです。「睡眠時間は十分とっているのに朝すっきりしない」 ・・鍼灸院に来られる患者さんは、このような方が多いです。
不調の原因があると、本来働くはずの人間の自己調整機能が十分働かず、いつまでも調子が良くなりません。
我々の治療の目的は、その不調の原因を見つけ、解消することです。それには
「姿勢・動作の分析」
「ファシアの可動性や流動性の診断」
が必要ではないでしょうか?
姿勢や動作というのは、現在の体の状態がそのまま出ます。治療前後の姿勢や動作の変化は、非常に大きな指標となります。
ただ、それだけではどこが不調の最大の原因か特定出来ない
場合が多いです。
例えば猫背。
股関節が伸びないため猫背になる場合もありますし、手の痺れがある方は、手の痺れから逃れるために無意識に猫背になる場合もあります。
また、いつも肘にバッグをかけていると、上腕二頭筋が短縮し、腕が常時屈曲した状態になり、それが猫背の原因になっていることもあります。
原因は一つではなく複数の場合の方が多いのですが、このような場合、どこから手をつけますか?
それには現在の一番の原因を見つけるしかありません。
それが「ファシアの可動性や流動性の診断」です。
オステオパシーのスクリーニング検査を基に、私が独自に考案した方法です。
最も大きな原因を見つけ治療すると、他の症状の多くが消失する場合が多く、治療効率を上げる最大の武器になります。ただ、いきなり一番悪い部位に刺鍼出来るとは限りません。刺鍼する前に、その不調の原因を治療できる下準備をすることも重要です。
開催概要
東江英行
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