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関西漢法苞徳之会

団体概要

代表者
福井 仁照
連絡先
072-452-2670
設立
1999年
会員数
17人
サービス

団体の特徴

 当会の目指すところは、各会員が古典をしっかり読んで解釈し、古典に沿って根拠のある治療を行うことのできる施術家になっていただくことです。
 
 そのため、素霊・難経・傷寒論などの代表的な古典の他、国内で研究している会派がまれな素問の「運気論」に基づいた季節の治療の研究、日本ではあまり聞かれませんが中国では主流となっている清代の温病論にも取り組んでいます。
 
 技術面では銀鍼を用いた手指感覚の養成からはじまり、古典にのっとった古代九鍼の運用法の他、故・八木先生の開発された汎用大鍼などがあります。

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団体プロフィール

 関西漢法苞徳之会は東京にて漢法苞徳塾を主宰されていた故・八木素萌先生の学術を関西で広めるために1999年に大阪で設立されました。現在は八木先生の学術の普及・啓蒙・発展を目的に、月一度の定例会の開催・年一度の合宿等の活動を行っております。

 八木先生はこれまでの経絡治療・現代中医学がかかえる問題について整理・検討され、また、古代中国医学~明清医学、経絡治療以前の日本鍼灸の検証をおこない、脈診だけに頼らない経絡的治療を提唱されました。

 いままでの経絡治療は「脈診流」とも称されますが、八木先生はその脈診に頼りきった運用に批判的でありました。また、これまでのやり方は主観に頼りすぎているため知識・技術の継承は口伝によるところがおおきく、「脈診十年」と言われるように技術を習得するのが大変むずかしいという問題があります。

 八木方式は、脈診だけ頼ったやり方に起こりがちな主観的な思い込みによる誤診をへらし、客観性の高い方法を多く取り入れています。これによって、複数の人が診てもおなじ診断を下す「診断の再現性」が高くなり、客観性が高いことから診療内容の第三者への説明も簡単で、知識・技術を習うときに経験・体験に頼る割合がグッと少なくなります。

 また八木先生は国内における臨床での運気論の運用のパイオニアでもあります。古代中国のバイオリズム理論である運気論にもとづいて、治則・配穴・手技選択のシステム化をおこない、未病のメカニズム・未病が病へと発症していくメカニズムを整理され、治療家がシステマティックに診療をすすめられる枠組みを構築されました。

 残念ながら八木先生の著書は小冊子『汎用大鍼 その運用』一冊のみで八木方式の全体像が書かれた書物はなく、その臨床理論は普及するというにはほど遠い状況です。当会は(八木先生の遺志を引き継ぎ)これらの臨床理論を普及・発展させることを使命として研鑽に勤めています。

著書・掲載メディア

入会について

 入会・聴講は随時受け付けております。詳細は当会のウェブサイト( http://hotokuwest.wpblog.jp/ )をご覧ください。

 また、各種お問い合わせもウェブサイトの問い合わせフォームからお願いいたします。
( http://hotokuwest.wpblog.jp/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B )